モッカイト

頭が切れて口が悪い、世話焼き嫌いの世話焼き。警戒心が強く、相手との親疎にかかわらず言葉にも態度にも棘があり、遠慮がない。

モッカイトの武器は頭の回転と足の速さ、手先の器用さ。そして過酷な環境で生き延びるために培った狡猾さ。観察力と情報分析に長け、物事の原因や責任の所在を冷静に切り分けることを得意とする一方、自分に向けられた好意や評価となると途端に判断力が鈍り、その意味を正しく受け取ることができない。

他人を頼ることも弱音を吐くこともできず、苦痛や不調すら何事もないように隠してしまうほど、我慢することが身に染みついている。

そんな態度とは裏腹に根は真面目で面倒見はよく、他人の生活や安全を整え、守るためなら自分を後回しにしてでも動く。しかし本人はそれを『優しさ』や『愛情』とは認識しておらず、ただ相手に必要だからこその行動だと思っている。当然、それをわざわざ言葉や態度で示すこともない。

そして、自分が誰かから同じように大切にされることはどうにも上手く受け取れず、「やめろ」「迷惑だ」と苛立って突き返すことも多々ある。

妹モスコとの関係

ある事件で母親を失った後、モッカイトは11歳離れた妹モスコと共にスラムの街で暮らしていた。危険の多い環境の中、臆病で泣き虫な妹を隠し守りながら過ごしてきたが、モッカイトは彼女に自分と同じ生き方をさせるつもりは毛頭ない。…

飢えの記憶

雨風を凌ぐだけの粗末な住処で、日々の食事にも事欠く兄妹二人だけの貧困生活を送っていた頃。ある時モッカイトはやむを得ない事情から数日間そこへ戻ることができず、残していた僅かな食料も底を尽き、モスコが餓死寸前に陥ったことがある。

ようやく戻った彼が目にしたのは、兄の分の食事に手をつけることなく、酷く痩せ細って倒れた妹の姿だった。腕の中のあまりに細く軽い身体に妹を失う恐怖を覚え、この生活になってから初めて涙を流した。

偶然再会したエダのおかげで事なきを得たが、その恐怖と光景は今も強く焼き付いており、身内と認めた相手との食事では、相手が満腹になるまで自分より優先して食べさせる傾向がある。

残されたものは自分がすべて食べ切り、食べ物を無駄にすることもほとんどない。

自宅内人間関係(真相発覚前)

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呼び方:チビ・モスコ(殆ど名で呼ばない) 歳離れた妹。彼女の豊かで安定した未来の為、いつかの離別の時を心に描きながら動いている。
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呼び方:かあさん(幼少期のみ) 実母。親子の愛情と、妹に手をかけた絶望と恨み、見捨ててしまった後悔など様々な想いを長年抱えて消化できないままいる。彼女の事は出来うる限り言葉にしたくないようだ。
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呼び方:? 実父。母が長年彼との再会を願っていた事は理解していたが、幼かったモッカイトには彼の素性や姿を知る術が一切なかった。
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呼び方:ババア スラム街に長く住み、🦊母子を静かに見守り、時には厳しく接していた年配の女性。幼いモッカイトに時折文字やスラムでの生き延び方を教えた師の様な存在。ただ言葉を交わせば売り言葉に買い言葉になってしまうが、これは彼らなりのコミュニケーションである。
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呼び方:? 母と住処を紫の炎で奪った男。目が合った一瞬だけで、モッカイトに得体の知れない恐怖を植え付けた。
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呼び方:おっさん 兄妹を拾った男性。見ず知らずのモッカイトに衣食住や仕事を与えた度の越えたお人好し。放っておけない。父親というものを知らないモッカイトの戸惑いの種。自身に対してあまりに無防備なので、偶に財布をスる遊びをしてしまう。
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呼び方:アンタ ヴァーダイドの妻。出会った頃には既に病に伏せており、亡くなる際にモッカイトの心に柔く優しい爪痕を残す。
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呼び方:領主サマ ブラッシー領現当主。モスコの雇主。当面の妹の整った環境での暮らしの確保の為に、彼とある契約を交わす。
‣ (姉)
‣ (妹)
呼び方:変態ヤブ医者・ヤブ医者の妹 定期的に往診にくる町医者とその妹。ヴァーダイドの紹介。初対面の診察で身ぐるみ全て剥がされてしまい、医者嫌いが加速。強い苦手意識を持つ。狐嫌いの妹の方には警戒されている。
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呼び方:ピンク頭 事務所の一部屋を借りて寝泊まりしたり、偶に動画配信をしている活動休止中のモデル。ヴァーダイドとは付き合いが長いらしく、以前住んでいた事もあってモッカイトの先輩だと主張された。いたりいなかったりする自由人。時々探偵業の手伝いをして小遣い稼ぎをしている。配信中のカメラを向けてくるのはやめて欲しい。
モッカイトは基本的相手を名で呼ばず、クソやアホ、テメェ呼びで口が悪い。
ただもし名で呼ばれたのならそれは彼が相手に少し心を開いた証拠…なのかもしれない。